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PHSが震災に強いという報道に関して思うこと [気になること]


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今朝の『めざましテレビ』でWILLCOMの10万超の純増の理由が震災に強いためと報道していた。
確かにPHSの設備や仕組みを考えると携帯よりつながったのだろう。

利用者が少ない、基地局の数が多いなど。
携帯電話は最大70%規制したにもかかわらず、PHSは全く規制はしなかったそうだ。


しかしこのメリットが生かせないのが停電だ。
被災地の大規模停電はもちろん、関東の計画停電時でも、圏外になり利用できなかったというのは良く耳にする話。
WILLCOMは携帯各社と違い、基地局に大規模バッテリーを設置している設備がほとんどない。(全くないのかもしれない)
それはPHSが停電時のバッテリー装備が義務づけられていないからだろう。



【SankeiBiz】ソフトバンク、無停電基地局2200カ所新設 2年で1兆円投資

http://www.sankeibiz.jp/business/news/110608/bsj1106080503000-n1.htm

 新設する2200局のうち、最重要拠点の7局は72時間、10局は48時間の自家発電装置用燃料やバッテリーを備える。基地局間は衛星通信機能でネットワーク化し災害時にも基幹網として活用できるようにする。
 ソフトバンク子会社のPHS(簡易型携帯電話)サービスでも利用できるようにする。停電時のバッテリー装備が義務づけられていないPHSで本格的な無停電対応や衛星利用は初めて。



”ソフトバンク子会社”というのWILLCOMのことだ。
WILLCOMの基地局の数は全国に約16万局ある。
ソフトバンクのこの2年で行う1兆円の投資で、果たしてどこまでカバーするのか。



【PC Watch】ソフトバンク3G基地局倍増計画のインパクト
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/mobile/20100330_357746.html

 孫社長は基地局倍増の根拠として、ウィルコムが持っていた基地局設置場所の譲渡を受ける予定の新会社を挙げた。基地局を設置していく上でもっとも大変なのは、基地局を設置する場所の確保だから、ネットワーク回線の引き込みもしてあるウィルコムの基地局ロケーションを活用できれば、基地局倍増も決して不可能ではないように思える。


【ITmedia】常識を打ち破る新プランで3カ月以内の純増を目指す――新生ウィルコムが始動
http://plusd.itmedia.co.jp/mobile/articles/1012/01/news114.html

 ウィルコムのPHS基地局はソフトバンクが譲り受ける形になったことから、ウィルコムのネットワークが弱体化するのではと心配する人もいるかもしれない。寺尾氏は「ネットワークについては孫社長と夏以降、密に議論してきた。ウィルコムとして品質を維持することはもちろん、もっと拡大していこうと。通信事業者のコストはインフラが一番大きいので、売り上げを増やしながらコストを下げていきたい」とプラスの方向に転じていることを強調する。
 そのために、従来のPHS基地局に加え、ソフトバンクの3G基地局(鉄塔)にもPHS基地局を設立する。ソフトバンクの鉄塔を使うと高い場所にアンテナを設置できるため、PHS基地局よりも広いエリアをカバーできる。さらに「PHSアンテナ」と「3G+PHS共用アンテナ」を併用する“デュアルアンテナ”の開発も2010年夏から進めており、12月から稼働する。これらの施策により「コストを下げつつ十分なエリアを拡大できる」と寺尾氏は話す。




ソフトバンクが事実上倒産したWILLCOMを救済した理由は、WILLCOM基地局の場所を利用するためというのが主だろう。
上記記事から推測すると、ソフトバンクの3G基地局と併設、またはデュアルアンテナのとなるPHS基地局が無停電基地局の大半となるはずだ。(大半というか全てかもしれない)
このような設備は大都市圏が中心となる。




話はそれたが、WILLCOMの大幅な純増の理由は「ばらまき」によるものだ。


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確か先月までは2回線目までが無料だったような気がするけど、今月から3回線になるのか!
これだけ「ばらまき」を行えば、しばらく純増は続くだろうなあ。
ソフトバンクが新スパボ+ホワイトプランで純増を築き上げていった時代を彷彿させる。


加入者が増えればそれだけ不満の声も上がってくる。
果たしてソフトバンクの2年間で1兆円の設備投資は、加入者を満足させることができるのだろうか。

今後のソフトバンクの活躍にご期待ください。



【関連記事】
http://shiritagari82.blog.so-net.ne.jp/2011-04-30-3




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